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ka-noneの日記

先天性心疾患で産まれた娘の成長を書いています

2011/08/05

2011年

バンディングの手術の後、経過も順調で病室もハイケアーに移り、ミルクも飲めるようになったばかりの事。
8月4日の夜10:30位にぼくの携帯に病院から電話があり、〝明日緊急で手術をするので、朝来てください。〟と言われました。
ぼくも奥さんも〝え!〟でした。
昨日、奥さんはこのかのところへ行き、哺乳瓶でミルクをあげたり、お風呂も入れたりしてきたところなのに。 

 


なんで!?

 


電話ではサチュレーションの数値が悪いことしか聞かされなくて、詳しい事は病院での話しになりました。



急いで病院へ向い早速、担当の医師の方々とお話をしました。

〝まず、レントゲンで左の肺だけに水が溜まっている事で肺の機能が損なわれサチュレーションの数値が低くなっている。
それから、ひょっとしたら、どこかの血管に狭窄があって血液が上手く肺にまわっていないおそれがあり、一箇所などで大きな血管であれば広げる事が出来るが、肺の中の細い血管で、しかも沢山狭窄があると左の肺は使えなくなります。〟と言われました。

肺が使えない=フォンタンには到達できない 涙。 

僕たちは一気に落ちました。
奥さんは初めて聞かされる話でずーっと泣いていました。
ぼくも肺高血圧は知っていましたが、術後の元気なこのかをみたりしていたら、まさかならんだろうと心構えがなってなかったです。

心臓血管外科のA医師によると、〝今はあけてみないとわかりません。まずは三心房心があるので、その隔壁を取り除く事で経過をみます。それからバンドの微調整はもちろん、肺も同時に調べます。現時点でのできうる治療を行っていきます。〟
とおっしゃいました。




ぼくらの願いはただ一つ。




フォンタンはやりたい。




そう願いながら、奥さんはまだ泣いているのでぼくは、このかのところへ面会にいき、奥さんには〝このかの前で泣いていたらがんばれないでしょ、落ち着いたら面会に来て。〟と伝えました。
こんな時、体が二つあれば、このかと奥さんと両方に付いてあげられるのにと本気で思いました。

このかはすやすやお休み中。
手術まで、奥さんと一緒にオムツを変えたり、体を拭いてあげたり、たくさん話かけたりしていました。
ぼくは13:00からどうしても一件仕事があったので、お昼前に病院を出て、夕方には病院へ戻る予定で、後のことを奥さんにたくしました。
こんな時、自営業は辛いですね~。
雇われていれば、変りもいるんで仕事を休みやすいですが、そうは行かない場合があります。
これも自分の選んだ道、少なくとも奥さんは解ってくれてると思いますが、気持ちはやっぱり奥さんやこのかのそばについていてあげたい。 
それでも、奥さんは気持ちよく〝いってらっしゃい、がんばってきてね!〟と声をかけてくれました。




急いでサロンに戻り、お客様をやり、急いで病院へ向いました。
病院についたのが16:20で、奥さんのいる3階の待合に向うと、奥さんが泣いていました。
嫌な思いがよぎり、奥さんにどうだったか聞くと、〝手術は無事に成功で、心臓を止めている時間も8分くらいで結果的には良かったとの事。それから肺にかんしては、なんとリンパから飲んだミルクがもれているのが原因で水が溜まっているそうでした。肺血管の狭窄は確認できなかった。〟とまずは嬉しい知らせ。
ぼくはその言葉を聞いて気が抜けたのか、気づけば奥さんと一緒に泣いていました。


本当によかった~っ。 



それから40分後にこのかに面会できるという事で二人でICUへ行きました。

 

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うちの奥さんはぼくよりも早く走ってベッドまで行き、ぼくが着く頃にはこのかの頭をなでながら〝よくがんばったね!〟と泣いていました。

 

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またこれからが始まりです。
いったいどれ位、いったいあと何回、こんな思いをするんだろう。
ぼくら二人もそうですが、このかはもっと辛いはずです。
そう思うと、改めてこの子のすごさを感じます。
一難去って、また一難。
そのたびにこのかはきっと乗り越えてくれるんだろうと思います。
まだまだひ弱な父親だなぁ~。 
そう感じた瞬間でした。





現時点での心香の近況。

 

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まだICUにいますが、血圧、サチュレーション共に安定してきています。
状態がよければ、明日あたり呼吸器がとれるそうです。
それから、ミルクを少しあげて肺の水の溜まり具合をみます。
一つ残念な事は、今回の肺のことで、母乳が飲めなくなった事。
低脂肪のミルク(MCTミルク)がいいみたいです。
奥さんは術後、毎日このかのところへ行っています。
理由は一つ。〝後悔したくない。〟
でも、無理をしない程度にと伝えていますが、気持ちは解る。
おかげで少しは東戸塚に詳しくなりました。 
最近奥さんといつも言っていることは、〝早く抱っこしたい!〟です。





また落ち着いたら報告しますね~。