運動負荷心電図検査
先週はのんちゃんの医療センター外来でした。
外来だけど、初めて行う検査をしました。
運動負荷心電図検査。
随分前からこんな検査やるよ!って聞いてたんだけど。
ちょっと本格的すぎてビックリしました。
その日は日帰り入院。
お昼には受付を済ませて、4階の病棟へ。
あれ!
ここは、前回カテ入院した時と同じ場所。
珍しく男性の看護師さんが担当してくれて、呼ばれるまでベッドで待機。
待機している間は、iPad持ってきてたから、彼女はずーっと「すとぷり」をみてました。
すごい好きなんです!
『さとみくん』、「莉犬くん」推しです☺️
そんな事してると、あっいう間に小1時間経っていて、看護師さんが呼びに来てくれました。
2階のいつも心電図する場所。
その奥にすげー設備がそろっている場所が!
のんちゃん準備している間、外で待ってました。
呼ばれて中に入ると。
なんか、プロのスポーツ選手がよくやる様なやつ。
のんちゃん座って待機してました。
(画像には写ってないけどモニターが3台並んでました。)
「のんちゃん大丈夫?」
って聞くと、だいぶ緊張している様子で、うなずくだけでした。
はじめはゆっくり。
次第に上り坂みたいに角度が上がり、歩くスピードも早くなる。
「のんちゃん、きつくない?」
と途中、途中聞いてました。
やっぱ心配じゃないですか、転んだりしないか?。
だからきつい時は、きついって言っていいんだよ!って何回もいいました。
だけど、彼女はちょい負けず嫌いなとこあって。
最後の1分間は走ってました。
めっちゃ頑張ってる😭
周りの看護師さん、先生達から「後もうちょっと!頑張れー!」と応援されながら最後まで走り切りました。
終わった後は、流石に疲れて肩で息をしてました。
うちわであおいでもらっている、のんちゃん。
のんちゃんが休んでいる間に、担当医とお話しをしました。
今回の検査の事。
前回のカテでわかった事も踏まえて、これから先どうしていけば彼女にとっていい方向に向いて行くのか?
肺の圧は問題はないけど、新たにできた血管をこのままにするのか、ふさぐのか?
今回の運動負荷心電図監査の結果も含め、この側副血行路をふさぐ、ふさがないにしてもいい面と悪い面がある。
極論、この血管を塞いでみないとわからんそう。
沢山お話しして思ったのは、個人的には急いでふさがなくてもいいのかな〜って。
今の状況で問題無ければ。
それをやる事で、もっと調子が良くなるのならやるけど。
彼女にこれ以上リスクを負わせたくないのが僕の考えです。
・側副血行路
静岡県立こども病院のリンクを貼ってます。
↓
http://www.shizuoka-pho.jp/kodomo/sp/department/cardiova/operation/collaterals-treatment/index.html
検査の詳しい結果は次回来年の外来で。
少し教えてくれた事をメモしておきます。
『のんちゃんの場合』フォンタン後8年
・サチュレーション
普段 92〜93
歩く 93〜89
走る 87〜89
歩き→走る 計約7分間
医療センターでは、のんちゃんで40人目だそうです。
まだまだデータが足りないから今後に役立てていいですか?
と言われたので、使って下さい!といいました。
医療センターでの評価になるんだけど、のんちゃんはすごくいいでも無く、すごく悪い訳でも無く、真ん中らしい。
それから初めて知ったんだけど、大静脈と手首あたりにある大きな静脈の圧が同じって。
覚えとこ。
4階の病棟に戻った時には、夕日がキレイやった!
のんちゃん、今回も良く頑張りました。
最後に。
今回の運動負荷心電図監査。
きっとやっている病院、やってない病院あると思います。
やっていても、その検査の仕方やデータの取り方もきっと違う。
それからご両親の判断も違うと思うんです。
これは僕自身の思った事ですが、やって良かったです。
もちろんのんちゃんには、キツイ思いを7分させましたけど、帰りの電車でのんちゃんに検査の事を隠さず話しました。
そしたら、のんちゃん。
「ホッケーの方がキツイよ。」
って返ってきました。
彼女は、年長さんからグランドホッケーやってます。
彼女自身、イヤでは無かったみたいで安心しました。
担当医が言ってましたが、運動は続けていればいる程しっかり血管に酸素を送ってくれる力がつく。
特に女の子は中学生より上になると運動する子が少なくなるから、筋力も酸素を送る力も弱くなる。
そんな話しをのんちゃんにしたら、中学生になってもホッケーやる!
って言ってくれました。
来年、彼女も6年生。
色んな意味で楽しみです。
そんな彼女の先の人生が楽しみだなんて、産まれる前は考えた事も無かった。
そんな楽しみが増えているのが、とっても嬉しいです。