ka-noneの日記

先天性心疾患で産まれた娘の成長を2011年~2018年4月まで書きました。2019年から日記を再開しています。

2018/03/11

3月、4月はイベントが盛りだくさん!

 

そのうちの一つ。

 

そう、卒園式でした。

 

 

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前の日から、ノンちゃんはワクワクしてて卒園式にやるヘアスタイルの話や、登園時間など何度も僕に確認してました。

そしてノンちゃん、ドキドキで眠れず。

子どもの時ってありますよね~。

 

毎度のように朝から僕は、家族3人のヘアをやりバタバタです。

ギリギリで保育園にいくと、ほとんどの園児はそろってました。

席について、いよいよ始まります。

うちの奥さんは、始まる前から号泣。

以前から言ってましたけど、ノンちゃんだからっていうのもあるんですよ。

 

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しっかり名前呼ばれた時も大きな声で返事が出来ていたし。

歌う時も、恥ずかしがらないで一生懸命歌ってました。

 

その後、〝茶話会(お別れ会)〟がありました。

基本的には、園児の親が保育士さんや園長先生に向けて行う会です。

もうその時は、園児たちは解放ですね~。

大人しくしているのは、初めだけ。

だんだん騒がしく、賑やかになります。

そこで、僕は代表でスピーチをさせてもらいました。

初めは大丈夫だろうと思ってましたが、ダメでした。

気持ちがいっぱいになると言葉が出てきませんね。

おやじの時といっしょ。

最後だから、ノンちゃんの事を話しました。

ノンちゃんの病気の事をみんなの前で話すことはためらいもありましたけど、話す事にしました。

だってノンちゃんが無事に卒園できるのも、受け入れてくれたこの保育園のおかげだし、ノンちゃんと一緒に遊んでくれたお友達や何も聞かず見守ってくれたお友達のご両親、それからノンちゃんを指導、育んでくれた園長先生、担任の先生方のおかげなんです。

だから、僕はいい機会をいただけたので話しました。

本当に、心からこの保育園で良かったと感じてます。

ありがとうございました。

 

とは言え、3月31日まで保育園は続くのです!

半ばでは、これまた一泊二日のお泊り保育にバスで行きます。

これも楽しみにしているみたいです。

 

なんか卒園って特別な感じですね~。

生まれてから今までの、ノンちゃんの写真や動画をずーっと見てました。

どれもこれも、しっかり覚えてます。

生まれたばかりのNICUで寝ている顔。

胸を開く前のキレイな胸。

初めてのオペ後のICU

(本当にこの時はビックリでした。体に繋がっている点滴の数が半端でないですから)

初めてお家で過ごした日。

実家に行った時のや、初めての登園、それから初めてのヘアカット。

上げたらきりがないですけど、すべてしっかり僕の頭の中にも刻まれている。

まだ6年だけど、懐かしさを感じるのはこの6年間の間に彼女はハンパない経験をしてきたからだと感じました。

きっとこれから、その辛かった闘病の期間は薄れ、忘れていき、また新しい記憶が上書きされていくんだろうなぁ。

だけどね、ノンちゃん。

あなたの記憶が薄れても、僕たちはきっといつまでも覚えているよ。

あなたが一生懸命に生きていた日々を。

だから、あなたはここにいる。

 

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