乳び胸とサチュレーション
乳び胸は、看護用語辞典ナースpediaのリンクを張っていますのでご覧下さい。
調べた事ある方は知っていると思いますが、〝ワンちゃん〟もなるんですね~。
動物病院のサイトが当時はたくさん出きました!
この乳び胸は、一度なってしまうと次も高い確率でなります。
それから、なかなか治りにくい 涙。
その症状に伴い、水分制限があります。
このかの場合、1~2日間の断食などは当たり前。
乳びのたまり具合でミルクの量が決まります。
それから、母乳や普通のミルクはダメで、MCTミルクをつかっていきます。
MCT: 中鎖脂肪酸トリグリセリド:Middle Chain Triglyceride
一般的な食品に多く含まれている脂質はLCT:Long Chain Triglycerideという、炭素数が14~18個以上の長鎖脂肪酸です。
これに対して、炭素数が8~12個のものを「中鎖脂肪酸」といい、MCTはLCTに比べて炭素数が少ない分、分解速度が速く、LCTの4倍のスピードで吸収されると言われます。
LCTが吸収される仕組みは、 小腸→乳び管→リンパ管→胸管→門脈→肝臓 と経由していきますが、 MCTは小腸から直接 門脈→肝臓へと行くため、リンパ管を経由せず、よって乳びが胸腔に漏出するのを防ぐ効果があるそうです。
MCTミルクは、MCTを主たる脂肪成分としている特殊組成されたミルクだそうですよ!
当時は、ネット販売してなかったので僕たちは、医療センターにお願いして直接、meijiから購入してました。
今では、アマゾンでも買えますよ。
看護用語解説サイトのリンクを貼っていますのでご覧下さい。
サチュは、本当によく使います。
外来行けば必ず、サチュ計りますからね。
もちろん家庭用のサチュレーションカウンター売ってます。
このかの場合、産まれてからのサチュは72位。
もっとも低い時は68位でした。
これもグレン、フォンタンと進むごとに上がってきます。
でも標準って知らないですよね。
普通の人で、100あります。
だから、低いと酸素が足りないのでボンベから酸素を送り込みます。
中には、退院後でもサチュが低い場合は在宅酸素もあります。
余談ですが、サチュと血圧は関係があります。
サチュが低いと、血圧も下がります。
よく言われていることですが、よく息を何秒とめれるか?ってやりませんでしたか?
息を止めている間は、体が酸素を取り込んでないので血中の酸素濃度はどんどん下がります。
と同時に血圧も下がり、脈拍は上昇します。
息苦しくなって、〝もーダメ!!〟な時で、サチュが80台と言われてます。
(もちろん個人差があります)
それからこのかが日医大に2日間入院した時は、初め酸素マスクしてました。
入院時に、担当の看護師さんが検査で数値を図りに来て、その後慌しくなり酸素マスク。
僕らはなんで?
って思ったのでその看護師さんに、このかの病気の事、このかの普段のサチュの事を伝えたら安心したらしく、その酸素マスクを取ってくれました。
前の日記でも書きましたが、救急車で医療センターに搬送される時も必ず酸素マスクをつけられます。
それから同じように、このかの事を伝えるとマスクを取ってくれます。
きっと決まっていることなんでしょうけど、パルスメーターを見る限りサチュ値はあまり変ってないんですよ~。
ここ1年でのこのかの平均サチュは92位です。
もちろん小1時間くらい走り回っていると疲れるのか、自分から休んでますけど普段の生活には全く問題ないくらいなんです。
だけど、疲れが溜まっていると睡眠時間が長くなります。
それから、寝起きも悪いです。
そんなこのかの症状を見ながら僕らは判断して遊ぶ時間の調節などをしています。
が、
相手は子供。
あまり言うことは聞いてくれませんね~っ。